まちかど展示館 エリア特集

月島エリア特集 Part.3 江戸時代から進化し続ける、懐かしさと先進性のまち-佃・勝どき・晴海月島エリア特集 Part.3 江戸時代から進化し続ける、懐かしさと先進性のまち-佃・勝どき・晴海

ふるさと晴海資料展示館

近未来都市へ成長し続ける地で、神輿が人々の絆を深めていく。

完成した町神輿の前で、連合町会役員と晴海睦会が揃って記念撮影。

絢爛豪華ななかにも力強さをもった二尺五寸の大神輿と子神輿、山車。

青貝を細かく砕いて螺鈿仕上げした豪華な屋根と吹き返し。

「いつも晴れた海に臨みたい」 という町名の由来に相応しい色の瓔珞。

夜間はライトアップされる展示館。昼間とは違う煌びやかな姿の神輿。
ベイエリアの夜景も楽しめます。

神輿を模した形の展示館前には露払いの松が綺麗に並ぶ。

展示館の壁面には、晴海埠頭の歴史などを紹介するパネルが。

近くには晴海臨海公園と晴海運河が流れる素晴らしい眺望が。 

― 神輿完成までの経緯は?
平成23(2011)年に神輿は完成しましたが、調査や構想に2年、製作に2年を要しました。都内や地方の祭りにも出掛けて、神輿を撮影し、飾り物や細部もしっかり記録してきました。担ぎ手にも取材をし、多くの人が楽しんで担げる重さも検討したんです。製作は浅草の宮本卯之助商店に依頼しました。私は出来る限り製作現場に足を運びました。すると親しくなった職人さんたちから「ここまでできました」とか、「ここはどうしましょうか?」なんて声をかけられるようになり、現場で注文をつけるなんてこともありました。こうして、地域の長年の夢だった神輿が完成したんです。
― 神輿づくりの拘りの点は?
まず、晴海らしい「ブルー」を表現しようと。屋根は漆では思うような色が出ず、たどり着いたのが螺鈿で、光の具合で青にも緑にも見えるんです。佃の祭りは水掛けですが、水をたっぷり浴びた時が一番綺麗に映えます。また、堂を囲む瓔珞には七宝の青地に晴海の文字を入れ、屋根の吹き返し紋にも青が入っています。飾り紐の房は大きく一層青が生えるので、「こんな色は見たことがない」とよく言われましたよ。また鳳凰の長い尾にも拘って、普通は一枚のものが多いところを、二枚にし、上下の羽の柄も変えてもらったんです。
住民の皆さんに愛してもらえる神輿を目指しました

お話を伺った方晴海連合町会 会長
滝浪 誠さん

ふるさと晴海資料展示館

管理者:晴海連合町会(平成24年度認定)
東京都中央区晴海2-4 晴海臨海公園内
03-6204-2466(11:00〜16:00) 
開館日:通年
開館時間:常時開館
最寄り駅:勝どき駅A2a番出口 徒歩10分
※臨時休館や開館時間の変更を行う場合があります。
詳しくはお問い合わせください。

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