まちかど展示館 エリア特集

このエリアの川や橋の思い出もお聞きしました まちと一緒に歩み続ける老舗を訪ねてこのエリアの川や橋の思い出もお聞きしました まちと一緒に歩み続ける老舗を訪ねて

染物展示館・虎の檻

江戸時代から紺屋と呼ばれた染元の技と洒落心が光る手ぬぐいや袋物。

昭和49年の夏、以前の新大橋が解体される前に家族で撮った写真。

歌川国芳「金魚づくし いかだのり」をアレンジした、夏らしい手ぬぐいも販売。
遠くに富士山と鳥の点々をプラスして「無事(ぶじ)帰る」の判じ絵になっています。

歌川広重が描いた名所江戸百景「大はしあたけの夕立」をモチーフにした手ぬぐいが、店内に展示されています。

絞り染めの浴衣生地とバンブーで爽やかに。

江戸時代にお守りを入れた掛守(かけまもり)を今風に。
お祭や盆踊りのスマホ掛けにもぴったり!

―川や橋にまつわる思い出は?
私の記憶には浜町川はなく、川と言えば隅田川でした。ここから一番近い橋は新大橋です。明治時代に造られた以前の新大橋が撤去される際には、記念行事に家族で出掛けました。この取材まで忘れていたのですが、その時の写真が出てきたんです。それから古い新大橋は、明治村(愛知県犬山市)に移築されて保存されました。小学生の頃、父に連れられて車で見に行ったこともあります。現在は国の登録有形文化財になっているようですね。新大橋の上から、父と私の子供と3世代で釣りを楽しんだこともいい思い出です。
―最近のお客様の様子は?
近くにある相撲の荒汐(あらしお)部屋を見に来る外国からのお客様が、今年はかなり戻って来ました。外国の方は物おじしないのがいいですね。歌舞伎の隈取などの手ぬぐいは相変わらず人気ですが、当店の品が単にお土産用と違うのは、実用的に使っていただけることだと思います。また今年は神田祭が4年ぶりに行われて、浜町の人達がワクワクしているのが伝わってきました。地元のお店や企業の方達と一緒に、浜町の歴史を学んだり清掃をしたりするまちづくり活動もしていますので、まちに活気が戻るのが嬉しいですね。
隅田川沿いのテラスは私のランニングコースです♪対岸に渡ったり勝どきまで行ったりと気持ち良く走れますよ。

お話を伺った方代表取締役 髙橋 由布さん

染物展示館・虎の檻

管理者:有限会社髙虎商店(平成26年度認定)
東京都中央区日本橋浜町2-45-6
03-3666-5562
開館日:月~土曜日(祝日・年末年始等を除く)
開館時間:9:00~18:00(土曜日のみ17:00)
最寄り駅:浜町駅A2番出口 徒歩1分
※臨時休館や開館時間の変更を行う場合があります。

詳しくはお問い合わせください。

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