まちかど展示館 エリア特集

2018年7月公開

佃

獅子頭(ししがしら)宮出しの大迫力!

掴むと縁起が良いという獅子の鼻めがけて若者が殺到!宮神輿渡御の前に巡幸路を清め祓うとされ、中央区の区民無形民俗文化財。

広重も描いた大幟

例大祭だけで立てられる大幟(おおのぼり)は、歌川広重の『名所江戸百景』にも描かれ江戸名物になったとか。この柱と支え木の保管場所は…!?

今年は佃の住吉神社で3年に一度の本祭りが行われます。「オリャオリャ! 」と勇ましい掛け声が響き、佃・月島・勝どき・豊海・晴海のまち全体が祭りの熱気に包まれます。住吉神社の「八角神輿(はっかくみこし)」が氏子地域を練り歩く宮神輿渡御(みやみこしとぎょ) 、各町自慢の町神輿が勢揃いする連合渡御ほか、ここならではの見どころが盛り沢山!水掛け祭りとしても知られ、沿道から豪快に水が掛けられる様子は必見です。江戸時代から受け継ぐ「まちの祭り」の力をあなたもぜひ体感してみましょう。

住吉神社ってどんな神社?

徳川家康が佃村(現・大阪市)にある住吉神社(現・田蓑神社)に参詣した際、近くの漁夫が渡し船を出したことから始まり、正保2年(1645年)、佃の漁夫らが江戸鉄砲洲向かいの干潟を埋め立てて永住することが許されました。翌年、住吉神社から分社して創建。明治~昭和に現在の月島~晴海が埋め立てられ、その地域が氏子に編入されて今に至ります。
アクセス : 月島駅6番出口徒歩5分

平成30年住吉神社例大祭 主な日程

8月3日(金)大祭式、大幟旗の掲揚、参拝式
4日(土)獅子頭宮出し、獅子頭巡行、各町神輿連合渡御、宮神輿御霊遷し
5日(日)出社祭、宮神輿宮出し、船渡御、宮神輿御旅所渡御
6日(月)宮神輿宮入り、御霊遷し・帰社祭(一般の方は境内入場禁止)
各町神輿は8/4~6、各町内で巡行されます。
詳しくは各町会へ。

地元の熱意が復活させた、江戸湊のまちらしい船渡御(ふなとぎょ)

宮神輿を船に載せ、氏子地域をまわる船渡御。佃公園のテラスから朝7時に出船、途中晴海沖で海上祭が行われます。かつては神輿を担いで隅田川に入る海中渡御も行われましたが、昭和37年でどちらも廃止に。地元の尽力で28年ぶりに船渡御が復活した時は、住吉講の方も涙したそう。

最後の海中渡御の様子。先代の宮神輿「八角神輿」は中央区の区民有形民俗文化財。

佃で祭りの一切を取り仕切るのは、伝統の「住吉講(すみよしこう)」

講員は世話人(せわにん)、大若衆(おおわかいし)、若衆(わかいし)で構成され、新加入の新縁(しんべり)から3年ごとの大祭で徐々にランクアップ。世話人になるには20年以上かかる格式ある組織なのです。

神輿が連なる連合渡御は壮観!

勝どき

八角神輿や町神輿が町内を練り歩く

晴海

月島エリア散策MAP

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